サマーシーズンには毎朝、ラジオ体操が行われている。初体験のスイス人を引き連れ、顔を出してみた。
昨夜の習字教室で、子どもたちが誘ってくれたのだ。それは来ないわけに行くまい。
6時半というのは通常、僕がまだ夢の中にいる時間。和泉に来てから、実はこれが初めての参加となる。
というか、人生初かも。僕の子ども時代には、こういうのやってなかった。
第一は分かるが、第二は全く知らない。みんなの動きを真似するのみ。
そのあと子どもたちは、周辺のゴミ拾い活動をするという。素晴らしい。
変な生物を発見した和泉っ子。ナメクジみたいだが、黄色っぽいし細長いし、頭が変な形してる。
なんだろうコレ見たことないね、などと話しながら少し観察。
こいつも発見。車の旅してるときに見かけて、何だコレはと思ったやつ。
「ヘビトンボだ」。子どもたちの方が、大人よりもよっぽど詳しいのだ。
一時間弱だろうか。アホな大人どもが捨てたゴミを集めてくれる、心に曇りの無い子どもたち。
社会どうなってんだよ。恥ずかしいと思わないのかね。
今朝も、道の駅九頭竜で朝ごはん。
気に入ったらしいのが、おはぎ・じゃがいもの煮っころがし。連チャンだ。
ゆでとうもろこし・こんにゃくのピリ辛煮は、お初。おいしい、と日本語でリピートしながら、全て平らげていた。
こちらも二日連続、化石発掘体験場。この地域でこれだけ豊富に、ザクザクと見つかる。
昨日は彼氏だけ体験しており、今日は彼女が興味を魅かれたようである。
化石を見つけるというよりは、石を割る行為が楽しいみたいだ。
お客さんを見ていると、フォッスルファインディングではなくロックブレイキングになることが多い。
これなんか、植物の形や並びが美しい。拡大しないと見づらいけど。
保育園の園庭で遊んでいる、園児たちを発見。寄って来てくれたので、しばし戯れたりお喋りしたり。
恥ずかしがること無く、異文化交流する子もいた。
みんなが愛情こめて育てた野菜。トマトと、アンモナイトみたいなキュウリをもらった。新鮮で、おいしかったぜ。
隣接する、郷土資料館を見学。化石に恐竜に和泉の歴史関連に、興味を示していた。
ダイナソーコーナーには、大野市に存在していた何とかサウルスの実物大パネルが。 これは分かりやすい。
大きさが比較できるものを置かなかったけど、全長3~4メートルある。これと遭遇したら、恐いな。
いったん家に戻ると、ざっと強い雨が降り出した。弱まるまで少し待ってから、
昨日と同じお店で昼ごはん。地区内には二軒の食堂があるが、もう一方は火曜定休。
そちらを昨日、こちらを今日、にすればバランスが取れたのだが。ちょっとミステイク。
まあ良いだろう。みそカツ丼・からあげ定食と、新たな日本食に「おいしい」が連発されたから。
その後、しばし昼寝休憩を取って、
街の方へ下り、お清水(しょうず)を紹介。ボトルにも汲んでもらった。
大野市は、至る所に湧水のみられる「名水のまち」である。
酒蔵の直売所で、日本酒を初試飲してもらう。いちばんフルーティで飲みやすいのを、小瓶でお買い上げ。
大野の中でも標高の高い、阪谷(さかだに)地区へ。
しばらく営業していなかった温泉が、今年になってリニューアルオープンした。僕も初来訪。
出来たてなので、中は超綺麗だ。程よく小ぢんまりとした、落ち着ける感じのところだった。
回転寿司でも体験してもらおうか。
と思ったのだが、大野にはお店が無いので、30~40分ほどかけて福井市の方まで行かなければならない。
それもちょっとアレだねということで、夜ごはんに選んだのは北陸地方のソウルフード、8番らーめん。
メインの野菜ラーメンと、唐麺(からめん)というのをいただく。
あと追加で、僕は炒飯も食べてしまった。ちょっと胃が、まだ満足していなかったので。
ちなみに外食に関しては、二人が常に支払いをしてくれている。お世話になっているから、そのお礼にと。
本来ならばホストが全て面倒みるべきかもしれないけど、お言葉に甘えさせていただいた。
そして和泉に戻り、ジャパニーズビアーを飲みながら、最後の夜を語らう。
一緒にいるときは常に、気になったことを質問しあい、それに答え、そこから話が膨らむ。そんな繰り返しだ。
食・日本語・文化・伝統・スポーツ・暮らし・交通・政治・経済・歴史・宗教・考え方・旅などなど、ジャンルは多岐に渡る。
彼らの第一言語はフランス語で、僕はもちろん日本語だから、お互い第二言語の英語が用いられる。
僕の英語力では突っ込んだところまで表現できないし、相当なカジュアルイングリッシュ。
それでもほぼ全て、伝えたいことは伝いあえるのだ。やっぱり英語っておもしろいよなと、再認識するのだった。
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