2017年5月28日日曜日

【5月26-27日(金-土)】 導かれている 無数の報せを 頼りに [車の旅28-29日目]

5月26日(金)

田舎の踏切で捕まるというのは、なかなかレアなことだ。旅をしていて、これが二回目くらい。
一両編成の汽車が通り過ぎていった。


車一台ぶんの幅しか無い道、そんなところばかり走っている。でもそれがおもしろい。
たまに対向車とコンニチワすると、崖に落ちないようヒヤヒヤしながらバックしなければならないけど。でもそれがおもしろい。


ところで車のタイヤが、いつの間にやらトゥルントゥルンになっていた。
ふだんスピードは出さないとはいえ、これはさすがに怖い。雨の日のカーブでスリップしても、文句いえない。


一本は昨年にパンクしたので、旅の前に替えてもらっている。
長門市のタイヤ屋さんを訪れ、残りの三本を新しくしてもらった。こんなにも違う。今まで事故らなくて良かった。


山口県の西端に、角島(つのしま)という小島がある。
本土からは通行料無料の県道が架かっており、ちょっとした観光スポットになっているようだ。
というわけで来てみた。きれい。


全長は2km弱。窓を全開にして風を受けながら走るのは、たいへん気持ちが良い。
カナダ自転車旅行で通った、プリンスエドワード島へ渡る橋を彷彿させる。ミニチュア版だな。


待てよひょっとしてと思い、ファミレスへ入ってみた。
日本のWi-Fi環境ダメじゃんとかほざいていたが、ちゃんと調ってきているじゃないか。手前が知らなかっただけである。
しばしブログ更新作業をさせてもらい、


山口の周回を終える。見えてきたのが、


関門橋。こいつを渡って、遂に九州地方へ突撃だ。
下関と門司(もじ)を繋ぐから関門なんだね、そんなことも知らなかった。


北九州や筑豊のナンバーがたくさん走っている街。
みんな車をピカピカにしており、パーツにもこだわりが見られる。
基本速度70km/hくらいで、スイスイと車線変更していく。こわいな、僕には馴染まないぜ。


スーパー銭湯、と思ったら天然温泉らしい、大きなお風呂屋さんへ。
このあたりは道の駅も少ないようなので、しばらく先まで走り、今日を終える。


[大体の走行ルート] ※大雑把に示しているため、実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:219km/Total:6,779km】



5月27日(土)

映画館に来るなんてのは、いつぶりだろう。
ツイてないのかツイてるのか分からないスキンヘッドのニューヨークの刑事の作品を、カナダ時代に観て以来かな。


ありがたいことに島根県で前売り券をいただいた、「たたら侍」を観賞する。二時間くらい。

たたら製鉄の部分は、高殿と呼ばれる作業場などが忠実に再現されていた。
炎を上げるシーンでは、送り込まれる風の音がゴオーッと、リアルに流れる。
これは、実際にたたらの現場で撮られた、本物の音なのだと館長さんが教えてくれていた。迫力が凄かった。

侍のほう、すなわちストーリーの方は、なかなかヘタレな主人公や悲劇に残念なところもあったものの、おもしろかった。
興味のある方は劇場へ足を運んでいただき、更に気に入った方は島根県にも体を運んでいただければ。


どこへ行っても車の多い福岡県を、ゆっくりと西側へ走っていく。街だなあ。

一時的に佐賀県へ入り、熊の川温泉というところに辿り着く。
日帰り入浴できるのは何ヶ所かあるようだが、小さいところを選んでみた。


ここが、かなり独特であった。
時間帯によって料金が変わるようで、大人だと朝が700円・昼が500円・夜が300円。

それは良いのだが、浴場にシャワーが無いというのに驚いた。押すと2秒くらい、ぬるま湯の出てくる蛇口は3つある。
それもしくは湯船から流れ出してくる湯を、洗面器に溜めて使いなさいということのようだ。

湯船は三ヶ所あって、温度が普通・ぬるい・かなりぬるい、という感じ。
ぬる湯というのは、ぬるぬるのぬるでは無くぬるいのぬるなのである。
半身浴でデトックスするには、持ってこいの温泉なのだろう。おもしろいところだった。


[大体の走行ルート] ※大雑把に示しているため、実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:160km/Total:6,939km】



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