2016年2月3日水曜日

【2月2日(火)】 ずっと大好きでいたいね この気持ちのまま [活動300日目]

和泉地区の福祉センターを訪れる。


風船バレーで遊ぶ、いい大人たち。


そして子どもたち。


というのは時間つぶしで、定時になると大勢の方が集まる。

「世代間交流会 ふれあい餅つき大会」である今日は、
老人会・児童館・保育所・デイサービス利用者・地域の方々など、90人ほどが一堂に会した。
過去最高の人数だという。和泉地区の人口のうち、五分の一か四分の一くらいだ。


未就学児・小学生・中学生と、基本的に子どもたちが代わり番こで餅をついていく。
時おり「「「よいしょー」」」というかけ声も伴いながら、わいわいと。


中学生は、全校生徒9人のうち5人が参加。テーブルを出して並べたり配膳をしたり、お手伝いをしてくれる。僕も一緒に。
明るい和泉っ子たち。中学生でも普通に絡んできてくれるのが嬉しい。


粘土遊びの如く、つき上がったお餅を丸める。


調理室ではお母さん方が、てきぱきと作業を進めてくれている。
いつも裏で一生懸命、素晴らしいしごとをしてくれる姿には頭が下がる。


次の餅米が炊けるまでの空き時間、手遊びなどして遊ぶ小学生。健全だ。
スマホを手慰みにしている小学生など、見たくないね。


みんなの協力で、お餅ほか全ての料理が完成。賑やかに食卓を囲む。


あんこ・きな粉・大根おろしなど6種の餅に、ぜんざい・豚汁・漬け物・和え物・お茶。
何という贅沢な昼食だろうか。人と一緒に食べるで美味しさも倍増するし、楽しいし、お腹いっぱいになりますし。

食器やテーブルの片付けなどは協力し、食器洗いなどはお母さん方が主導で行なってくれる。お疲れさまでした。



ちなみに余談だが、こうした少し忙しい場になると特に、
口調が強めになったりトゲのある表現をしたり、「中学生も『使って』やってください」みたいな言い方をしたりする人。
そういうのは嫌だなと思うし、正直イラッとする。田舎だろうが都会だろうが、どこに行っても少なからずいるけど。
もう少し平静に、思いやりを持った言動ができないもんかなあとは感じる。


さて、夜。「福井和泉スキー場」へやって来ると、星がよく見える。
さほど性能の良くない僕のカメラでも、少し映った。


煌々とした光と轟音をお供に下りてきたのは、スキー場・キャンプ場・道の駅九頭竜を展開する「和泉リゾート」の代表。


餅つきでお会いした際に「圧雪車乗せたる」と、お誘いいただいていたのである。
ありがたい。雪国に来たからには、見ておきたいものの一つだ。
車内には、レバーやメーターやアイコン表示や、何やらたくさん。


毎日8時間とか、長いと10時間以上も、こうしてゲレンデを整備するのだという。
夜勤の際には夜中に一人で、延々と走り続ける。明日のお客さんのために。えらい仕事だ。


キッカー(ジャンプ台)も、綺麗に均す。


こんな感じに。
とにかく馬力が凄い。こういう大きな機械は、わくわくするものがあるね。


一ヶ所に雪を集め、形を整え、固める。
圧雪車は揺れるので、写真がブレてますが。


すると、何も無かったところに小山が完成。こうやって作られるんやね。
ここには、新たにレールが設置されるとのこと。利用客は、こうした影の努力があることを知らねばならない。
写真がブレてますが。

キッカーにレールにボックスに、およそ20ものアイテムが充実している当スキー場。故にファンが多いという。
15mという超巨大キッカーなんかもあるそうだ。滞空時間が長いほどイイらしいのだが、変態である。


頂上にて、圧雪車に掴まっているところを撮っていただいた。ライトのせいで よく分かりませんが。
ここで標高は900mほどらしい。本来なら満天の星が望めるそうだが、雪が舞い始めたので ぼやけてしまった。


こっちの方が良いな。社長の横顔と圧雪車と粉雪。



さて、そしてお話ししたのは来年度以降、つまり4月からの僕の去就について。

「山村活性化支援交付金事業」として動き出した、「和泉地区特産物活性化協議会」。
きのこ・山菜・特産物といった和泉の資源を活用し、産業的・経済的な発展を目指すものだが、
その事務局(職員としては一人)を担当させていただく予定だ。

同会で事実上のリーダーとなっているのが、こちらの代表。以前、事務局に入る話をくださったわけである。
忙しい方なので、なかなかゆっくり話す時間も無かったのだ。


新しい仕事は、主に事務職。いろいろ動き回る協力隊の活動とは、160度くらい反対の内容となる。
そのあたり心配していただいたわけだが、僕も正直、いま不安しか無い。
地区を挙げての重要な事業に、泥を塗ることなく務められるのか。
言ってみれば「都会的なビジネス」である仕事に、情熱を持って続けていけるのか。

市役所の方々からは、前に別の選択肢も与えていただいた。
「緑のふるさと協力隊」から「地域おこし協力隊」に乗り換えるという「常套手段」。
給料がもらえるようになり、家や車なども面倒みてもらえ、それで二年間は活動できる、無難な方法。
その道で行くなら佐宗くんに合った活動を考えるよ、とまで言っていただいた。何ともありがたい環境である。
でもそれは、やりたくなかった。

協力隊ではなく、一人の住民として和泉で暮らしたいと思ったから。

地域おこし協力隊の人たちを愚弄するわけではない。
今まで何人もの方々に逢って来たが、皆さん素敵な人柄で、一生懸命に活動している。素直に、尊敬する。

ただ僕は、個人的にはもう、協力隊という肩書きは要らない。
単純に和泉地区が大好きだから、いち住人として、地区のために働きたいと願う。
そのためにも協議会の事務局で、いまとは全く異なる側面から、和泉を盛り上げていければ良い。
欲を言えば来年度も、新たに緑のふるさと協力隊が来てくれたら最高だ。

凹凸があったり、地表の石が見えていたり。吹雪いたり、凍結していたり、ふらついたり、他人と接触したり、転んだり。
完璧な滑走コースも完璧な滑りも、無いんだろう。


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