車の多い道の駅だったが、ちゃんと眠れた。
しかし5時くらいに起きてしまった。しばらく読書などして、朝活とする。
良心的だ、素晴らしい。どの観光地も、それくらいの寛容さを持ってくれるとありがたいけど。
さっそく、アメリカンな作品が出迎えてくれる。
内容は毎年ちがい、つくっては砂に戻し、また新たにつくってと繰り返しているのだそうだ。
スポンサー名が見切れていた。FUJITSU・ヤマト運輸・伊藤園である、念のため敬意を示して。
出資する賛同を得たというわけだな、サンドだけに。
それぞれ、アメリカの景勝地・歴史・音楽・美術・文学・スポーツなどがテーマになっている。
お客さんは多かったが、みんなパシャパシャパシャパシャと、写真を撮るのに夢中。画面越しにしか作品を観ていない。
それはどうなんだ、現代人。自分の目というシャッターで、心のアルバムに綴じれば良いじゃないか。
上手いこと言えてないし。まあ愉しみ方は人それぞれだ。言うて僕も撮るよ、ブログ用と最低限の記録として。
角度によっても姿を変えるし、よく見ると作家さんの個性も透けてくる。非常におもしろい。
人・馬・衣装・岩・山と、全てが繊細につくりこまれている。
集中し丁寧に作業をする、作家さんの姿が想像できるというものだ。
こちらも繊細であることに加え、ページごとに場面が配されているのが好み。
と思い見上げてみるも、それらしい形跡は無い。係員のお姐さんに聞いてみよう。
どうやら、木枠内に固めた砂をピラミッド状に積み上げ、上から順に枠を外して作業するのだという。
まじか。僕がやったら、絶対に壮大なズレが生じるぞ。プロにのみ為せる業である。
みんなもっと自分の目で見れば良いんですけどねと僕が言うと、それは同感のようだ。
SNSに載せてくれたり、広めてくれたりするのは嬉しいけど、ちょっと寂しい気もすると。
係員さんでも、見るたびに新しい気付きがあるし、朝と夕方の日の加減なんかでもまた見え方が違うという。
いくら見ても見飽きるということが無い、それが芸術。アートの何たるかを全く知らない僕には、偉そうに言えないけど。
サッと周れば10分くらいで済むんだろうけど、午前中いっぱいくらいかけて、よーく観ておく。
砂の美術館、思っていた以上に良いところであった。来館して損はない、というかオススメしたい。
ぜひ毎年、訪れたいものである。いつかカナダ編をやってくれると嬉しいな。
そのあと毛皮を剥ぎ取られ、大国主(おおくにぬし)に助けられる、というのは知らなかった。無知だね、ひとつ勉強になった。
というか絵本では確か、怒ったワニに尻尾を喰われ、それ以来ウサギの尾は短くなった、で終わってたな。
訪れた土地のものを食べねばならない、というルールは無いし、そのときに食べたいものを食べれば良い。
変に縛りを設けると、変に窮屈な旅になってしまう。
醤油ベースで、こってりしたスープが京都ラーメンらしい。濃厚で、旨かった。
女性の店員さんは明るく気さくだったし、おんちゃんも和柄の服に興味を示して、話しかけてくれた。
懐かしいな、まだあるんだね、これ。子どもの頃、よく舐めてたよ。
良いお店だった。国道9号線沿いなので、鳥取を訪れた際には是非どうぞ。
大事だねと思う一方、過去に接触事故があったということかなと、余計な推測をする。
露天風呂もある、と思って外に出ると、風呂は無く露天だけだった。
どうやら涼むためだけの空間らしい。おもしろいじゃん、それ。
近くに、道の駅ではないがパーキングスペースがあったので、そこを寝床とする。
[大体の走行ルート] ※大雑把に示しているため、実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:96km/Total:5,909km】
【走行距離:96km/Total:5,909km】
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